さまざまな動物に憑りついて幻想的な世界を探索するアドベンチャー 『LOST EMBER』BitSummitプレイレポート

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  狼が大自然を駆け巡り、赤い煙に向かう。途中に出会う動物たちに狼が近づくと、なんと憑りつきはじめた――BitSummit 7 Spiritsに出展した『LOST EMBER』は、動物を動かすおもしろさに溢れているだけではなく、幻想的な物語も体験できる仕上がりであった。

  『LOST EMBER』では、プレイヤーは黒い狼を操作して、広大な自然を探索することが目的となる。今回の試遊では一本道の構成であり、迷わずに進みやすい。自然を楽しみながら、先へ進んで行けるのがわかった。

  おもしろくなるのはほかの動物に出会ったときだ。動物に近づくと、画面にインタラクトできるボタンの指示が現れる。すると狼がその動物に憑りつくことができるのだ。また「センス」モードを使えば、どの動物に憑りつくことができるかをわかりやすく教えてくれる。

  

  狼がほかの動物に憑りついた姿。各動物には特別なアクションがある。

  さまざまな動物の愛らしさはもちろん、プレイヤーが操作するおもしろさも活かされている。

  動物はそれぞれ特有のアクションを持っている。それを使って次に進む道を探してゆく。憑りついた直後には、その動物ができるアクションを最大限に活かすレベルデザインができているのも魅力だ。

  たとえば転がるアクションができる動物に憑りつけば、すぐ近くにアクションを活かせる洞穴が作られている。そこへ丸まって、ピンボールのように進むおもしろさがあるし、逆に鳥に憑りつけば、広い自然のなかでたくさんの岩穴が近くに見える。それらを潜り抜けながら飛び回る体験ができる。

  

  さて狼は、動物たちに憑りつきながら何を目指して走り回っているのだろう? その答えは、自然の向こうで赤い煙を上げる場所にあった。

  狼が煙の場所にたどり着くと、赤い粒子が集まり、人間たちの姿が現れた。どうやらこの場所でかつて暮らしていた人々や文明の姿のようだ。生活をする姿や、集会をする姿……さまざまな様子がそこにはあった。

  

  ブースの担当者に、『LOST EMBER』のストーリーをうかがうと「この作品は、かつて存在していた文明が滅んでしまい、それが何だったのかを探索していくことが目的です」と語ってくれた。広大な自然の背景には、人間の文明が消えてしまったあとの、いわゆるポストアポカリプスの状況であるという。

  言葉よりもゲームメカニクスとレベルデザイン、ビジュアルとアクションによって物語を表現していく手法は『風ノ旅ビト』を意識したそうだ。制作チームは5人で、完成版ではおよそ5~6時間のゲームプレイでクリアできる長さだそうだ。

  『LOST EMBER』は2019年7月20日にPS4/Xbox One/Switchでリリースを予定。Steamでは7月20日にリリースされる。不思議な力を持った狼のアクションに興味をもったなら、ぜひチェックしてみてほしい。公式サイトはこちら。

  葛西祝はジャンル複合ライティング業者として活動中。ビデオゲームをはじめ、アニメーション、映画、アートの他、格闘技などさまざまなジャンルを繋げるスタンスを取っている。これまでに書いたテキストをまとめた公式サイトはこちら。